私の司禄星

私は自分の命式の目立つ位置に司禄星を持っています。でも算命学を知ってから、一番実感出来ないのが司禄星でした。
素の私は調舒星だし、家族には調舒星全開だと思うけれど、大人として振る舞っている自分はとても司禄を使っているらしい。でもかなりそれは無自覚だった。算命学を学び、ゆっりくとした理解の歩みの中で、私は対人関係に司禄を使っているらしいと気がつく。
これは、けっこう驚き。

司禄って自分が持っているくせに、ツカミずらい十大主星のひとつでした。
今なら、持っていてあまりに自分の一部過ぎて無自覚だったのかなとも思えます。
司禄を表す言葉は幾つかあると思いますが、私の司禄は「用心深くて、猜疑心強くて、ガードが固い」がトップ項目。

前回、インナーチャイルドカードでミダス王が出た話を書いてますが、その後、自分の
欲について考えた時、私はそんなに欲深くないはずって自分では思ってた。

現世利益とか損得勘定は上手ではないと思っていた。
得したい!って積極的に思うタイプじゃないよって、潜在意識が引いてきたミダス王に
抗議したい気分だった。

天海玉紀先生が考案された図


この五行図では、私は「豊かな暮らしが」一番強いタイプなのです。
すっごい目的主義で得したいとは思ってなくても、激しく損したくないと思っている。
という自分の当たり前に気がつくまで時間がかかった。

そして、その強い損したくないが私のミダス王=司禄だとしたら、何が問題なの?
もすぐに分からなかった。でも、このすっきりしない嫌な感じを払拭したくて、学ぼうと思ったし、考え続けましたね。
 
損したくないが一番強いから、その思いがすべての物事の決定権を握っていた。
損したくないの中には、失敗や恥ずかしいこと、傷つくことなど自分にとってのマイナス
要因がいっぱい詰まっていた。

NO!と言い続けることにエネルギーを費やして、YESには全然気が行ってないから、
自分は欲深いとは思って無かった訳ですが、損得ってセットなんだって、陰陽を学んで
やっと分かりました。

損したくない、マイナスは避けたいと思っている限り、得することも、自分にとっての思ってもみないプラスも受け取れないんだなと理解できた。

私がなかなか行動出来ないとか、脳内ぐるぐる考えてばかりとか、全て、損したくないから、今の手持ちの安全性を守りたいからなんだとやっとわかって、そこからようやく、
そんなに必死に守るほど現状いいのか?とか 苦しいのは自分の思い込みだったかとか
本当に行きたいとことに行くことを阻んでいるのは、損したくない自分だったのかと。
考えられるようになりました。

そして、私は、初めて、意識として、はっきり損してもいいんじゃないかって思えるようになった。
子供の頃、つまらない大人が大嫌いだったのに、ずいぶんつまらない大人に成ったな自分と言う、調舒星の内なる声も聞こえ、元気に動ける間に好きなこと、やりたいことにブレーキ踏み続ける事はバカらしいと、やってしまえ!それで結果的に損してもいいから、今を楽しんでしまえと思えるようになった。
それが私には算命学を学び・インナーチャイルドカードを学び続けることでした。

今となっては、ありがとうミダス王です。

私の生まれ持った星は「豊かな暮らし」を求めています。
そのためには、いきなりこそではなく、その手前の「いまを生きる」をちゃんとやってみることの意味を噛みしめてます。

算命学やインナーチャイルドカードを通して、新しい一歩を踏み出したい方は是非、鑑定にお越し下さい。
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