石門天将の姑~7/5ウラナイ・トナカイお店日記

私も一応「嫁」です。一応とつけてるのは、世間的な「嫁」意識とはかなりはずれた者であろうなと思えるからです。

今にして思えば、夫の母はよくこんな変わり者の私を受け入れてくれているなと思ったりもします。
私は長男の嫁でありながら、結果的に夫の親とは同居せず、義母は夫の弟家族と同居しています。
夫の父が存命の時は、この義父から、いずれ同居したらという仮定の話しを何度もされたけれど、実際義父が生きている間は義父母は2人で暮らす事を選んでいました。

家族の中で、義父母は何度か、義弟家族と同居の話しが出た時も、義父が気忙しくなるから嫌だと固辞していた。その義父が亡くなり、義母が精神的に不安定になり、義弟家族と同居すると決まってから、私達夫婦には事前の相談も無く、そうするからと義母から伝えられた。

これを聞いた時は、私は選ばれない嫁だったんだなと思ってしまった。
義母の中で長男の嫁の私より、次男の嫁との方が暮らしやすいと踏んだんだなと思った。
後年、算命学により、義母は中年期石門天将・晩年期天南の命式と知るので、私と「天将VS天禄」の戦いになっていたら、どんなことになっていたか。
この義母が、要求がストレートな方で、言ってしまえばわがままですが、私の実母のように要求出来ないが察してくれタイプより、私としては付き合いやすいタイプだ。

要望がわかっていたら対処の方法はいくらでもある。私もNOが言いやすい。
自分を抑えられないので、何がイヤとか、とてもわかりやすい。
わがままですが、受け取り上手だし、すぐ人と喧嘩して、もう付き合わないと騒いでも、
石門力で恐ろしく顔が広く、人付き合いが絶たれて淋しいという様子は無い。

一方の我が母は、調舒星の人見知りを80才を過ぎても引きずっていて、嫁いでから60年近く暮らす土地で、茶飲み友達の一人もいなくて、友達は女学生時代の関係しかいない。
どちらがいいでは無いが、一見するとわがままで自己主張の強い義母だが、豊かな人間関係のある老後を生きている。人に迷惑をかけない、打ち解けない、受け取れないでずっと
優等生的スタンスで生きてきた我が母の老後の日々は孤独だ。

調舒星なので、孤独上等かもしれないが、何度も老人性鬱を疑われいる。症状が微妙なライン。
私は姑である義母から、学ばせてもらっていることはやはりいろいろあるのです。
人の縁って不思議ですね。

外に向かって行く、家の中では納まりきらない義母なので、ずっと働いてきたし、酒好きの義父を嘆きながらも、家計をやりくりして、自分もちゃんと遊んできた。自分の望む家が買えなかった事が、彼女の大いなる後悔らしいが、形より自分のいまをちゃんと生きてきてる感じが好きだ。

私が子育て中で、子供たちがまだ小さい頃、たまに友人と夜出かけたり、コンサートに行きたいときに、喜んで子供達を預かってくれたのは、義母だった。
私の母は、子育て中の女が、遊び歩くなんてもってのほかってタイプなので。

嫁と姑が揉めるとは限らない。それでも、私と義母が何とか友好的なのは、同居してないからだ。適度な距離感。
私の夫と義父は日干が同じで、人としての印象も似ている。
強い女には優男か。

この義母の息子なので、夫は無自覚だが、私と暮らせているとも思う。
義母と私の長女も同じ日干だが、陽占がかなり異なるので印象もかなり違うのですが、
あの義母と同じ日干の娘の強さは、筋金入りと思うことにしている。

私も「老後」を見据えていくとしごろなので、母と義母からお行儀良く生きるのが、良い
結果をもたす訳でもないは見えて来る。おもいっきり自分として生きてる人って迷惑も込みで、その人の魅力ですねと思います。