戌亥天中殺月に~11/22ウラナイトナカイお店日記

私事ですが、先週のトナカイはお休みをいただき、旅行に行ってきました。
私の今年の年運は龍高星が巡って来ていまして、6、7、8月頃は無性に旅がしたくてたまらなかったのですが、11月に夫の還暦&定年退職旅行が決まっていたので、運気がもたらす自分の気分に逆らって暮らしていました。

社会人1年生の娘の周囲ではそれぞれの時期で入社した会社をもう辞めたいという同級生の声は聞こえていました。3ヶ月目、6ヶ月目などで。そしてついに、年内で辞めると決めた娘の友人は戌亥天中殺生まれの人でした。天中殺年の天中殺月である今月(癸亥)、ついに耐えられなくなり、上司に辞めると告げ受領され、来月退社するそうです。

娘はいろいろ相談されていたのを私に話してくれていたのです。戌亥の君が辛いから辞めたいと話す理由が、ブラック企業環境で働く娘にしたら、信じられないようなそんな事で?という内容でしたが、何を辛いと感じるかは人それぞれですから何とも言えません。

それよりも新しい仕事を選ぶ選択肢が本来の戌亥の君らしくない仕事ばかり選んでくる、どうかしていると友人として娘は息巻いていたのですが、まさに天中殺年、天中殺月のダブルの運気を受けての行動のように見えます。そのまま今の感じで新しい仕事を選んでも、らしくない職場にいき
つきそうですが、天中殺期間はどうしても、そうしたくなるんですね。
本来の自分らしさの限界とか、枠を超えて行けるような行動をおこしたくなるんですね。
あえて雨の日にわざわざ山登りに行くような選択に周囲の人間には見えてしまいます。

止めても振り切って行きたいならば、行けばいいんだと私は思っています。
そうでもしないと動けない人を運気はあと押ししているのでしょう。
なんで、あの時、転職したんだろうと後悔したとしても、変化を求めて
動くしかなかったとしか言えない時期も人生には必要でしょう。
そんな簡単に割り切れない、よく分からない衝動、自分で振り返ってもバカとしか思えない選択
そんないくつかもの訳の分からなさにまみれているのが人生なんだと思います。

本人が求めていないのに占い的な視点でアドバイスした所で、その言葉はその人には届かないでしょう。人にはその時に必要な言葉や、聞ける時に入ってくる言葉があるんだと思います。

何もない平坦な道が良いと思う人もいますが、誰の人生にもその人なりの山も谷もあるのですから、自分から険しい山を目指して自分を鍛えるために登るのも悪くないでしょう。登る途中で我に返って下山するのもまた人生です。
辛くて、どこにいるのか分からなくなった時に道しるべに占いに来ていただいてもいいし、積極的に
運気を活用しようと占いに来ていただくのも大いにおススメしますが、占いに自分をあけわたしたり、依存するのは私の好みではありません。

戌亥の君がこれからどう自分の道を切り拓いていくのかは、少し離れた友人の母親として、見守れたらと思っています。

紅谷柘榴