その欲望は誰の?

 

なんだか、気がついたら11月も半ばですね。

いろいろ広げてしまい、慌てて年末へ駆け込む感じがして来ました。

家を出ている子供が、もう本当にここには戻らないんだなが、最近ハッキリしました。

子供が引越しをすると言うので、この先も一人で部屋を借りて暮らして行くんだなと改めて分かった。

5年前に、家から巣立った時は寂しくて、そしてどこかに、いずれ戻ってくる時もあるかもというかすかな期待もあったように思う。

でも、今は寂しさもなく、5年間中途半端に保持してきた子供の部屋を、もう片付けて自分のためのスペースにしていいんだ!という気持ちが沸いてきました。

自分の中の母親としての巣立たれてしまった穴が埋まる時間だったのでしょうか。

本当に、この家で一番長く過ごしているのは私なのに、自分の部屋も自分の机さえなかったんですが、子供とバタバタ暮らしている頃は、不満も無かったんです。

子供部屋を片付けて、いろんな場所に分散されていた自分のモノを集めて、整理して、と始めたらどんどん断捨離祭りになって来てしまったけれど、いい機会なんだと思うことにして

日々格闘中。

大事なものを捨てられない司禄で、人生の長い時間を生きてしまったけれど、

ようやく、何がこれからに必要で、もう何が不要かが分かって来たので

思い切って捨てている。

基本的に捨てられない自分を知っていたから、物欲は強くない。

一度手に入れたら、簡単に捨てられないから、吟味する。人から見たらケチかも知れない。

本当に、自分でもびっくりするくらい、なんでこんなものを取っておいた?が、沢山出てきて笑えます。

いざと言う時に備えたい!でとって置いたけれど、20年とか、30年のスパンで見ると意味なし!になっているので、迷わず捨てられる。

あと大事なものは捨ててない自分への信頼感も大きい。

探せば必ず”取ってある自分”で乗り越えてきた部分もあるなぁと。

でも、占いを始めて、大事なものは随分と書き換わり

自分の欲望だと思っていたものが、時代とか、他者の思惑とか、いろんな混ざり合ったものが雑多に家の中にあり、私の中にも在った。

その中から今とこれからの私のために、何を残すかが、迷いなく選別できるようになったのは、かなり気持ち良いです。

自分のスペースを整えるために、断捨離中に、居間のコタツが壊れて修理が必要になった。

私は本当にコタツ♡ラブなので、コタツの無い生活スタイルは考えられないのですが、

これからを考えた時に、家族から畳から立ち上がる生活様式から、テーブルとイスの暮らしに変わりたいという要望がでて、リビングを考え直すも派生してしまった。

畳が日常だと、畳の上に普通に物が沢山置いてあるのです。畳に座った目線の高さに合わせて物も配置してある。これをテーブルとイスの高さでの生活に変えて行く、床に物を置かない暮らし?となり、更に慌てて片付けまくっています。

コタツ♡ラブは捨てられないので、本気でテーブル型コタツなるものを探して歩いたのですが、コロナの影響で、在庫に限りがあり、気に入った物が来年2月ですとか3月じゃないとお届け出来ないと言われたり。

そうやってバタバタしつつ、年老いていく未来を見据えながら、今出来ることで、新しい暮らし方を創っている過程にいるのですが、それがなかなか楽しいのです。

ぼんやりと現状維持ではなく、変えられる時に変えられる形を求めて行けることが、嬉しいのですね。

そして、自分の暮らす家なのに、自分の欲望以外の雑多なあれこれをかなりそぎ落として、よりシンプルに自分らしい快適を、可能な範疇で模索している晩秋です。

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