皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今年占った結果報告や、今年は私にとってこんな年でしたとご連絡をくださる方々がいて、嬉しくメールを拝見しています。
私は、今年のうちにやっておきたいことが、まだまだやり残しているので、少々焦って、忙しない時期なのに、自分で自分を駆り立てています。
そして人から今年はどんな年でしたか?と尋ねられて、「いい年でした」と答えている自分がいて、いい年だったのかもしれないなと、自分の言葉に気持ちが後から追いついてきました。
先日、久しぶりに家族に喜ばしいことがあり、お祝い気分で、みんなで美味しいものを食べて、楽しいひとときを過ごした夜に、ふと不安に成っている自分を発見しました。
こんなに、素直に楽しいと感じるなんて、このあと不安なことがやってくるのかしら?と。
そんな自分を発見した時に、ああ私も年を取ったなと思ってしまいました。
今まで、人生で楽しい瞬間なんて、刹那なんだから、楽しむ時はしっかり楽しめと自分にも他人にも言ってきたのに、楽しいと感じたあとで不安になるなんて、なんか弱気になっているぞ自分という気がしました。
まあ、それは常に、過去や未来より、いまここを生きたいと思う調舒星らしさだとも思いますが。
来年は丙午の熱い季節で、私の人生で最後の頑張り所だろうなって気がするので、弱気になったり、守りにはいる時期ではないはずと、自分に言い聞かせているところです。
やっておきたいと思うことには、チャレンジしておきたいが、いまここからのテーマです。
もっと若い時に、もっともっと試しておけばよかったこと。やっておけば良かったことは、あるんですが、悔やんでいる時間も既に、もったいないと感じる年頃なので、ちょっとでもやりたいこと、試したいことを、片付けていくぞという感じがします。
若い時は、それをやる理由や、目的を求められたし、それをわってもらうために説明したり、証明しなくてはと、無駄なエネルギーを注いでいたせいで、思考ばかり重くなって、カラダや心の声を聞けなかった。
でも、ここまで生きたら、誰にもわかってもらえなくてもいいし、証明する必要もなく、ふと私がやりたいと思ったこと、いいと思ったことを、堂々とやれるところまで、進んできたぞというのが、私なりの長く生きた醍醐味です。
より強く、そう思えるようになったのは、60歳の手習いで、今年の1月から「陶芸教室」に通い始めて、継続できていることが大きい。
人生で初めて、ただ趣味に没頭するということが出来るようになりました。
やりたいことをやる喜びと共に、なかなか上達しない苦しみもある。
今更、この年で、陶芸なんてやって何になるんだという声も遠くの方で、聞こえているけれど、やりたいことをただやるって、こんなに豊かな気持ちになれんだということは、ちょっと手放せそうにない心地良さです。
そして自分がよりわかってくるという作用もある。
コミットしたものは、必ず多くのフィードバックを自分に返してくれますからね。
最近、どこに行っても年長者だなって感じだったのが、陶芸教室では年上の、もう20年近く通い続けているという人生の先輩達とも出会いました。
皆さん女性ですが、きっと子育てが終わった、50代くらいから始めて、現在70代で、嬉々として創る喜びに没頭しながら、趣味を継続してきた在り方に触れて、私もせめて、自分で満足の出来る技術や造形が出来るまで、頑張って行こうとすごく刺激されました。
それから、占いの技術や課題は目に見えない部分の方が多いけれど、何が出来て何が今出来てないかが、目の前の粘土から、すぐわかるのが、気持ち良かったりする。
普段見えない思考の部分に傾いている自分を、フラットにしてくれる気がします。
今日も他人と話していて、言葉にしたことですが、日常を味方に生きられるようになるって、すごく強いことなんですよね。
イヤなことがあっても、ツライことがあっても、自分をフラットにしてくれる何かが、自分の日常にあるって大事なんだなと今更ながらに思います。
日々に生きることが精一杯だった頃が、私にもあった。
趣味なんてものに、走り寄れる余裕がない時期もあった。
いまは、生き抜くのに精一杯の時代なのかもしれませんが、それでも、自分が生きる喜びは、誰かに与えらるのを待っていても始まらないから、自分で見い出したり、作り出したり、工夫するものだと私は思っているので、つまらないなら、自分が面白くするは、いつも自分のテーマにしています。
まあ、他人に与えられた面白いに乗れないという天邪鬼さも私ですけれど。
自分の中に、ふと生まれる、面白そうとか、やってみたいは、実はすごく大事な種だと思っているので、自分という地盤に育つかどうかはやってみないと、わからないので、私も皆さまもここからの熱い季節に、ぜひふとこころが動くことに、もしくはずっと狙ってきたことに、チャレンジして、確かめていく2026年へと、進んで行きましょう。

