台湾旅行に行ってみた

今年は年運で「龍高星」が回ってきているので、2月末に娘二人と女三人旅に行って来ました。
まだ台湾は春節の飾りが街中に残っていました。

今回はかき氷と飲茶が食べたいと、日頃からアピールする次女の意向に乗った!

私は実家が家を留守に出来ない家庭環境だったので、家族旅行をしたことがほぼ無かった。親にどこかに連れて行ってもらった事も本当に無かった。子供の頃の家族旅行と言っても父不参加の旅で、3回だけ体験した。

ずっと、夏休みに家族旅行をしたくて、諦めず母親にアピールを繰り返し、初めて母と妹弟と4人で旅したのは10歳くらいでした。行先は三浦半島の城ケ島で個人タクシーに乗って移動した記憶しかなく、楽しくなかった。10歳児は風景に興味なし。知らないタクシー運転手の存在が苦痛。

次が読売旅行ツアーで行った、香川こんぴらさん参拝ツアー。母が新聞広告で決めた。
子供が喜ぶ旅ではないですね。あくまで母の趣味でした。階段登り続けた記憶のみ。

この2回の旅に文句を言ったら、それなら、お前が全部きめればいいと言われ、旅館の予約電話は母が架けてくれる約束をして(中学生が架けても不審がられるだろうと)。中学2年生の夏休みに母に予算を聞いて旅行を企画した。それが3回目の旅。
その頃は、インターネットも無いし、旅行会社に頼むという発想もなく、図書館で旅のガイドブックで調べ、電車の時刻表を買い、一番近いJRの駅まで一人で行って寝台車の切符を買った。
小説で知った寝台車に乗ってみたかったから。
それから、高村光太郎の智恵子抄がその頃好きだったので、十和田湖の「乙女の像」が
どうしても観たかった。私は自分は不器用で彫刻なんて無理ですが、彫刻を観るのは好き。
私の中では、意味ある旅行だったけれど、まだ小学生の妹と弟には青森県は遠すぎて、
憧れの寝台列車はおそろしく寝心地悪く、妹は酔ってしまったり、弟は疲れて不機嫌になり、大変なことの連続だった。本当に母は私にお任せで、その旅は計画だけでは無く、実際の行程も内容もまるごと私に任せられていたな。

今、この年になってみて思うのは、よく母は子供の私に任せたなと言う驚きもある一方で、自分の言いだしたら聞かないという、はた迷惑な側面も思い知らされて、さぞ扱いにくい子供でしたでしょうと、母に同情もする。
けれど、その旅の事はいっぱい覚えている。鮮やかな景色として脳裏に焼きついている。

その後、私は中二病を患い続け、もう家族旅行なんてしなかった。
自分の居場所が不安定な季節が続き、どこかへ行きたいとは思えなかった。

それから、数十年後、父に先立たれ寂し気な母を励まそうと、私と母と妹の女3人旅を
7,8年続けた。毎回私が、旅の手配をまかされた。連れて行ってくれるならどこでもいい
と言いながらも、母の求める満足する旅を考え、準備する事の負荷は高まり、何度か母や妹に、旅の企画準備を妹と交代制にしてくれないかと要望したけれど、人間は適材適所でしょ、あなたの仕事!と相手にしてもらえなかった。
旅の間中も、交渉や手配やなどは全て私の担当だった。
ちょうど更年期の時期にも当たっていて、体調も微妙で、
年々、私は母と妹の女3人旅が苦痛になり、ひがみっぽくなる自分を感じていた。

そして今回、自分が親の立場で、娘二人と
これが、待望の台湾かき氷 いちごが22個乗ってたらしい
旅をしてみて、母の気持ちがかなりわかった。母に特別の悪意があった訳でもなく
素直に娘に甘えていただけだね。が実感としてわかった。
私も、何の意図もなく、娘に甘えていたから。

それでも、この旅も、私が自分で調べ、予約して、旅費のみ娘たちから徴収した。
さすがに現地での飲食代は私が払いました。
鼎泰豐にて、黙々と飲茶を作ってます
まぁ13歳から自分の旅したい欲求を満たすため、諦めず動いている娘に対して、母が適材適所と言い続けるのも仕方ない。

私も長女にはレンタルした海外用WiFiの使い方を理解するのが面倒で全ておまかせしたし、食いしん坊の次女にはお店の選択をまかせたし、人間適材適所だよねは正しいけれど、
負荷のバランスには気をつけようと思う。
また娘達と元気に楽しく旅が出来たらとも思う。

                    
今回、私が体験してみたかったのは、以前
テレビでみた『台湾シャンプー』

日本語全く通じないし、こちらも台湾語全く不明。それでも、シャッターチャンスに「しゃしん!」と教えてくれました。観光客はみんなこの瞬間を写真に撮るのでしょうね。
ちょっと、頭皮マッサージが私には強めでしが、シャンプーのみで、あとは洗い流し、リンスもなしなのに、髪がサラサラになりました。ブローもしてくれて、この出来あがりがすんごい
ゴージャスで良かったですよ。
正確な値段は忘れてしまった。1人1100円くらいだった気がします。お店によって値段は違うみたい。私は泊まったホテルの
すぐ裏にある美容院に飛び込んでみた。
年を数えるほどに、初めての体験は楽しい!