選択してない人生はない~4/4ウラナイトナカイお店日記

占いの勉強を始めた時、出来るだけ人の生年月日を知りたいと思っていたので、職場で少しづづ、人の生年月日を教えてもらおうと努めてました。
その職場を辞める時は、かつて抱えていたわだかまりや被害者意識をようやっと、捨てられていたので、
お世話になった周囲の皆様に気持ち良く挨拶して辞められると思っていたのですが、
一人だけ、知らんぷりしてしまいたい人がいました。

10年勤めたその職場で、ふざけるなと思って喧嘩した相手ですね。
年下の正社員だった女性です。人への邪険な態度が許せなくて、私が刀をふるってしまった人です。私は基本、恐い人なので、あからさまに職場で邪険にされたりはしません。
みんな、相手を見てふるまっていますからね。馬鹿にはかかわるなってことでもある。

私が大好きな温和な先輩パートさんに対して酷い態度で接したので、見過ごせんと攻撃してしまったのですね。それまでの積もる不満もあったので。横から口出して、泣かせてしまった相手ですが、泣くような性格かと、泣きがウソくさくて、私は更に攻撃的になりました。占いを学ぶ前の話しです。

その後も私は悪びれてないし、お互いに嫌いだっていう関係性だったと思う。
それでも、近くで一緒に働いた相手だし、無視して行くのも大人気ないかなとすごく迷って、最後の最後に挨拶したのですが、特に話したいこともないしで、ふと生年月日を聞いてみたんです。

最も遠いと思っていた彼女は同じアナのムジナだったという結末。
ちょっと気が遠くなった。
私と遠い人ではなく、同じような、とても居場所をみつけずらいような人だった。

その瞬間、ああ、今の彼女の姿は数年前の私と同じだと思えた。
その頃、社内的に彼女は冷遇されていたから。

自分は正しい、自分は報われない、自分は被害者だと信じてそのことを証明するために
行動していたような日々。
周りは敵ばかりだと思っていた。

どす黒い感情の負のオーラが私を取り巻いて、人が声をかけるのもはばかれるような感じ。自分が周囲を遮断しているくせに、理解されないと思っていた。
陰転しているってことですね。

そこから、生還出来たのは占いを学んで、自分と人は違うとか、自分の正しさがあるように他者にも正しさがあるはわかっているつもりだったけれど、わかったつもりと、本当に理解するまでの道を歩いてみたから。今も歩いている渦中です。

たかだか10パターン(十大主星)でも、驚くほどその意味は異なっていて、その
概念で職場の人を見つめていると、頷けることに満ちていたから。

自分が被害者意識を捨てない限り、現実は変えて行けないんだよね。
いつまでもその感情を見つめているのは、変わりたくないということです。

だから、彼女の現状に心が痛んでも、彼女が本当に変わろうと
現実を変えて行こうと求めない限り仕方ない。

身強で宿命中殺の人でした。
すぐ、気がついても良かったと思うけれど、私は嫌いだと言う理由で彼女のことを
ちゃんと考えたりしなかったから、ピンときてなかった。

負の感情を引きずり続けるのは、誰でもなく彼女の責任だから。
悪い環境、間違ってしまった選択は誰にでもあるし、おとずれるでしょう。
大切なのは、それに気がついた時に、どう良くしていくかを考えていくこと。
そのためにどう行動していくかということです。

生年月日で出る自分の命式はあなたの本質であり、宿命と言われる部分ですが、その宿命は変えられなくても、運命・人生はあなたの選択でいくらでも変えられるのだと言うこと。

そして、自分の人生にプラスを増やしていくのか、マイナスを増やしていくのかは誰でもないあなたの選択です。どっちみち自分の人生ならより良い選択をと願ってます。