今は頑張らなくていい時にアドバイスは不要

車騎・牽牛の星のない私のところに、車騎・牽牛で頑張り過ぎた方が鑑定にいらしてくださることが多いのですが、初めのうちは、世の中で頑張って活躍されているのは、車騎・牽牛が効いているタイプの方が多いし、車騎・牽牛タイプは真面目な方が多いのでしょうと思っていたんです。

でも、コロナ以降は、もう頑張らなくていいですよ!って誰かに言葉にして言って欲しい方が、本気で、無理しなくていい、頑張らなくていいと思っている私のところにいらしてくださるんだなと受け止めています。


頑張るか、頑張らないかしか選択肢がないとか、ガマンするか、ガマンさせるかしかない関係性とかは基本、不健全でしょうと私は思っています。

充分に外側からの要請に応えたり、自分を表明出来ずに、世の中や、周囲がいいという枠組みの中で、自分を抑圧したり、自分を規制してきた人が、もう頑張れません!と言っている時にまだ頑張りが足りませんよというお話しにはなりません。

頑張り屋さんほど、もう充分、人の何倍も頑張っているのに、もっとやれるのでは?とか
逃げじゃないか?とか
休んではいけないとか
人に迷惑をかけているのでは?と
頑張り過ぎて疲れているのに
自分を縛ってがんじがらめになってしまいがちです。

人の頑張りって、なかなか目に見えて比べられないし、他者の頑張りを評価するのも評価するその人その人の尺度で異なるものです。

ねばならないが強くなって、いらしている人に
既にご自分でいっぱい自分をしばるルールを作って苦しい人に
新しいルールやこうしなさいというアドバイスより
既にある自分を苦しめているルールに気がついてもらう
抑圧やねばならないの規制を外すとか、緩めてもらうが大切だなと思います。

でも、それが出来たらこんなに切羽詰まってない!と言われる方もいらしゃいますね。
限られた占いの鑑定時間ではそれは、なかなか難しいので、そういう場合は占いよりカウンセリングや別の方法を探すのも必要でしょう。

でも、そこまで切羽詰まっていない、自分でもう頑張れないと言える方には、
おもいっきり、そうですね!もう充分がんばってきましたねとお伝えしてます。

今はがんばらなくていい時も人生には必ずあります。

リラックスする、休む時にちゃんと休むって、実はとても難しいことなんだなと、
つい最近も思ったばかりです。
自分を緩めるのが苦手な人は多いのかもしれません。


疲れている時に、頑張り過ぎてしまった時によりよくなることを自分に求めるのも、
自分で自分にアドバイスし続けていることになるでしょう。
今は、よりよくなる自分ではなく、この疲れて、風に吹かれてしまいそうなわたしをあるがままに抱きしめてみたり、ただわたしを喜ばせらてみたりの日々をあなたが送れるようにと願っています。