泣くかもしれない

作家・白石一文原作の映画「火口のふたり」が先週から公開されていますが、この映画の予告をみたら、音楽が下田逸郎で、この一週間くらい頭の中で下田逸郎の唄が流れ続けているので、YouTubeで検索してみたら、聴きたい曲はほとんどありました。
便利な世の中ですな。







下田逸郎を聴いてるとお酒が欲しくなるんだわ。
昔、酔いたい時に聴きたい唄だったからかな。
下田逸郎は20代の半ば頃に渋谷のジャンジャンのライブによく通いました。
ライブが終わって、夜の渋谷の街に放り出されて、この世に身の置き所のない自分を
よりいっそう感じて、鼻歌まじりで夜の街を歩くのが好きだったな。

結婚して、地に足つけてやれることをやって生きてみようと決めてからは、下田さんのライブには行ってないな。
下田逸郎は大好きですけどね。

最近、某占いブースに座るようになって、タロットで恋愛を占うことがトナカイにいた頃より増えています。

私には恋愛相談は少ないんですけどね。
占う前に本人に聞けとか、もっとちゃんとコミニケーションしろと思うタイプの人間なので、クライアントの皆様にもそこは感じとられていただけているのでしょうね。

私は恋愛体質ではないし、恋は苦手です。
恋に爽やかなイメージは持て無いので。というか自分が爽やかな恋をしてないだけか。
恋って命とりな危険なモノでしょうと、どこかで思っているので。
恋は落ちるものだし、溺れるものでしょう。
安全な穏やかな恋なんてね。

だいたい足元がグラついて、自分を見失ってろくなことにならない。
傷つくことばかり数えていくことに疲れたし、
じゃあねと言って二度と会わないとか、
そんなことに耐えたくない。と恋する人生を求めてないと自分を理解したから。

いつか必ず別れて行くのが、人と人だけど
もっと長いスパンで、穏やかに和やかに、同じ部屋に一緒に帰って行ける関係が
欲しくて結婚したんだけど、結婚して穏やかな恋愛もこの世の中にはあるのかもなと
知った気もするけど。

でもね、恋愛だって人間関係のひとつでしかないから、名前も知らない相手や
素性も良く分からない相手や、既婚か未婚も分からない相手と二人の明日を語りあうのは
難しすぎるよねと思います。必要な情報量はあるはず。

自分にとって大事な相手だからこそ、出し惜しみせず、自分のプライドより二人で分かち合えるものを大切にするのが、私は恋愛の旨みだと思う。
片思いはまた別かもしれませんが。

どんな恋をするかは人それぞれだし、恋に正しさは関係ないと思うけれど、自分が何を欲しがっているのかは、知っておかないと、本当に欲しいものは手に入らないと思います。
人って欲望に忠実だと思うので。