私は歯がウィークポイントで調子が悪くなると
歯に出ます。
人の倍は歯医者通いしています。
ずっと診てくれている先生だから、睡眠不足はダメ!と何度も言われ
ショートスリーパータイプでは無いので、しっかり寝るを心がけていますが
5年くらい前はもっと無茶してました。
歯が不調になると、疲れてませんか?
寝不足ではありませんか?と聞かれていて
大丈夫ですと答えていたんですが、ここ数年、根を詰めないように!と言われ始めて
そんな根が詰まるようなことはしてませんが。
そもそも私は怠け者ですしと内心思っていたのですが
米長邦夫・羽生善治の「勉強の仕方~頭がよくなる秘密」という本を読んで気づかされました。
この本は米長さんと羽生さんのテーマが”勉強法”の対談集です。
対談集が単純に好きです。
面白い人同士が話してるの楽しい。
この本の中で、米長さんが「ベストの勉強法は常に変化する」と言ってます。
そして、50歳を過ぎてからの勉強法は何が一番大事かと言ったら
「疲れの問題」と言っています。引用すると
”今、僕の勉強法では何がいちばん大事かと言ったら、疲れの問題なんです。 今のこの状態から将棋の勉強を三時間すると、必ずその分プラスになるわけです。プラスになる勉強法をするからプラスになるんですが、同時に疲れるわけです。 その疲れというのが体力なのか、脳味噌なのか、神経なのか、何だかわからないけれど、とにかく疲れるわけです、やる前よりも。それで将棋を三時間やって、その三時間分のプラスを残しつつ、体力か何だか知らないけれど、疲れた部分を取り去るという時間が必要になってくる。 それがサウナに行くことであったり、ジムに通うことであったり、酒を飲むことであったり、あるいはデート、映画でも見て楽しい時間を過ごすことであったり、いろいろなんですが、とにかくそういう時間が必要なんです。 ところが、若い人に言わせると「将棋の研究で疲れるんですか?」ということになる。「そんな時間があるなら、五時間勉強したらどうですか」と言う人もいるわけです。 こちらは五時間あるなら、二時間は将棋の勉強をして、残りの三時間は疲労回復をしたい。プールで一時間泳いで、その後サウナに入って、ビール一杯飲んで帰りたい、こういうことになるわけです。ですから、人によって勉強法が全然違うと思う。さらに、自分にとってのベストの勉強法も変化していく。だから、そのときに応じてベストの勉強法をやれるかどうか。これが大切だということになりますね。”
ここを読んだ時に
根を詰めるという意味がやっと分かりました。
そういう意味で言えば、私は根を詰めるタイプだった。
夢中になりやすい。
ほどほどが分からないという部分がある。
あっ、5時間も6時間も本を読み続けたらダメなのかって理解した。
米長さんとはレベルは違いますが
50代の者として、集中したら、休む、ゆるむ。
疲れを取るが大事なんだなと思い到れた瞬間。
3時間集中したら、3時間分の疲れを取るを意識するということ。
特に宿命中殺があるや天将星があるなどのほどほどが分からない皆様
50代以降は体力と相談しつつのバランス大事ですね!