調舒星の納得



私の中には、まだ家族は仲良く、居心地が良く在りたいという
思いは手放せずに在ります。

でも、家族と上手くいかない現実も十分知っている。

夏休みで、外に出ればコロナの世の中で、でも家の中で育ち盛りの子供達と日々向き合わないといけないお母さん達に、機嫌良くいて欲しいと願うのも身勝手な思いかもしれませんね。

上の子と下の子の喧嘩が激しい。兄弟姉妹の喧嘩が家族大混乱になってというご相談。
下のお子さんはまだ6歳なのに口が達者で、揚げ足を取ったり、人への悪口が激しくて、性格悪くなるんです!と言われた時に
あっ、調舒星問題ですねと思いました。

下のお子さんはやはり、中心調舒星でした。
日干火性の調舒星でした。
日干火性や金性の調舒星は激しいです。

6歳でも既に本質的な調舒星らしさを体現している様子でした。
これ、お兄ちゃんお姉ちゃんが好きだから、からみに行っていると思われますが、
相手には伝わってないんだなぁと
お母さんのお話しを聞いていて思いました。

調舒星ってこの星を持ってない人からは理解されないと言われています。
このご家族では家族で唯一、調舒星を持つお子さんでした。

相手が持っていても理解されないこともあります。
他の星との組み合わせでブレーキの良く効く調舒星の配置もありますし、
自分の中の調舒星らしさを嫌がっている場合はそこを否定したり、抑制しているとか、
修正を試みているなどのケースもあります。

内輪の人間から理解されない孤独感が既に始まっているんだなぁと思いました。

子供にとっては否応なく与えられた環境の中で
自分として素直な反応をしているだけなのに、周囲からイヤがられてしまう。

調舒星は目の前の事や今ここに主観的にとらわれやすいです。
悪気なく反応しているだけなんですが、それが相手に気に入られないと
(まあ、だいたいにおいて気にいってもらえないですが)
流せない、まぁ、いいかと思えないので、ここに葛藤が生まれてくるんですよね。

反応と言っても、過敏に反応しています。
でも、センサーで反応しているようなものなので、ここを自動調整するのは
可能なのか?と私も未だに思いますが、
生きていくプロセスの中で自分のために鈍感力を学んでいくしかないのでは?と
思っています。

でも、その反応から生まれる葛藤がこだわりや感性に成っていくと言われています。
調舒星の子供にとって、理解されないイラ立ちがついてまわるので、反抗心は高まるし
どこかで、周囲とは打ち解けられない自分を知って、引きこもらざるをえない気もします。

5歳とか6歳にして、まわりも自分も疲れる環境の中を
生きないといけなんだなぁと。

調舒星は常識的価値観から理解されずらいと知ったところで、
大人だって心を痛める人はいるのですから、子供には苦しいですよね。
調舒星としての自分に納得できるまでには、時間が必要でしょう。

ただ、上手く周囲とコミュニケーショが取れなくなっていくと
自分の出方は相手次第になるので、
悪循環に陥りますよね。

話す側の諦めと
聴く側の無関心が続くと
話したいという意欲を持てなくなります。

好き嫌いの激しい、嘘に敏感な調舒星の子供は
扱いづらい、可愛くない子供としてのポジショニングを与えらえやすく、
そこに対して、また反抗心がという循環を生みやすい気がします。

調舒星の子供には、ダメな部分を矯正させるのではなく
親にとって穴ぼこのように見える欠点を埋めるのではなく、
まず、本人の興味のあることに集中させてあげる
自分で好きなようにその子の穴を深く掘り進める余白を与えてあげる
その穴がいずれもっと大きくなると、周囲に広げて行けるようになるイメージです。

調舒星は一人で黙々と自分の穴を掘り進めて
どこかで何かを掘り当てていく。
簡単に言えば得意を伸ばすことでサポートして欲しいなと思います。


自分なりに堀り進めて生きていく過程でその人なりの調舒星として
在り方に納得していくしかないかなと思います。

長い夏休み
お母さんにだって、ひとりの時間
自分のための時間は必要なので
この制限の多い状況の中で、自分への思いやりも忘れないで欲しいです!


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