年を取ったからこそ欲望を見つめる



6月の始めにスタートした。「ずっとやりたかったことを、やりなさい」という本をツールにした12週の旅も、先週末で終わりを迎えました。
参加者の皆さまとの最終ミーティングは明日です。参加の皆さまどうぞよろしくお願いします。


著者のジュリア・キャメロンは、「ずっとやりたかったことを、やりなさい」

「ずっとやりたかったことを、やりなさい②歩くことで創造的になる12週間の旅」

「いくつになっても、『ずっとやりたかったこと』をやりなさい」

と「ずっとやりたかったことを、やりなさい」という本のバージョンが3冊あり、どのバージョンを選ぶかは、参加者の方、それぞれの選択としました。


私は上記3冊ともに、読んでいますが、いま年齢的にも、「いくつになっても、『ずっとやりたかったこと』をやりなさい」が一番自分にマッチするかなとこちらを選びました。

この本の第11週のタイトルが「もう一度『冒険心』に火をつける」でした。

その中に「年を取ったからこそ夢に挑む」と書いてあり、

”年を取ると、それまで気づかなかった勇気を自分の中に見いだすかもしれない。取ることを恐れていたリスクが、今や、取らなければならないリスクになる。

メモワールを通して過去を振り返ってみれば、自分が避けてきたリスクや、一度ならず目を逸らしてきた特定の芸術形式や目標に対する憧れが見えてくるだろう。何度も目を閉じて見ないようにしてきた夢がもっと大きく迫ってくることがある”

 

本当に、切実に迫ってくる文章でした。

夢と書かれていますが、私には、夢というより、それをしないで、そこを避けて残りの時間を生きることは出来ないという、抑えられない欲望と言い替えた方がしっくりしました。

自分が自分の夢や、欲望を無視してきた理由なんて、もはや重要ではなく。もう自分に言い訳しているゆとりもないよという時間の中にいるから、そこに向かって踏み出すしかないという、とらなければならないリスクとなっていると気がつくことの、悲しみと、でもこんなに心を揺さぶる欲望が自分の中に、いつもいつも実は横たわっていたという発見へ、私の中では、この12週の旅が、ダメ押しをしてくれたんだなと、わかったこと。

私達はいつだって、踏み出したいのならば、とにかく踏み出すしかないのだ。

ここまで、生きたからこそ、それでも自分の中にある、あり続けた欲望と誤魔化さずに向き合えるかどうかが、何よりの問題だったという私の12週の旅の終わり直前の11週目の到達だった。

明日、皆さまと12週の旅の終わりを、それぞれに物語ることで、また新たな想いと出会えることを楽しみにしています。

8月も終わっていきますね。

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