「揺月の会」の中でお話しした時に、自分が生月中殺と知らないので、相手に生月中殺を選ぶのは難しいだろうという予測はありました。
それは、私の実感として言えることですが、薄々自分はちょっと変人かもとか、浮いているかもと感じながらも、それを肯定して、そこに躓かないで生きられる人と、そうではない人に分かれていて、私は躓く側だったからです。
子供の頃から、否定として「お前は変だから、矯正しなさい」というメッセージを受け取って成長している中で、自分のどこが変なのか？がよく分からないし、ここまで生きてきた実感としても、それはコントロール出来るものではないと思っています。
隠したり、抑圧することを、幾つもの苦みを経験する中で覚えていったとしても。
私は算命学を学び始めた時に、その頃勤めていた会社の中で、悪目立ちしたり、地上から足が少し浮いてる感じの人が、自分と同じ宿命中殺者だとわかった時、すくなからず、ショックだったんですよね、私も他人からそう見えているのか？ってことが。
その会社に勤め始めた時は、全方位的に気を張ってしっかりしようとか、浮かないようにしようがテーマでした。でもそんなことは私の場合は、持続可能ではありませんでしたよ。
そして気を抜くというか、自然にしていると、気がつくと私も十分に悪目立ちする存在だったと今は分かります。
だから、自分を肯定出来ない場合、人は同じような匂いのする人は、同族嫌悪するものです。
私は結婚はサバイバルのための選択肢でしたが、その頃は自分が好きになる人とは、上手くいかないという轍に傷ついていて、自分の男性を選ぶ眼に自信を失っていたので、他人がいいとススメてくれる人と会ってみようという結果の相手が夫です。
絶対自分が眼を止めるタイプではない。
それまで全く接点のない人と結婚しました。
それでも３０年以上何とか関係を維持しています。
すごく安定したフラットさに、安心安全を感じたからだと思います。
その時、まだ自分が生月中殺だなんて概念は知らなかったのですが、揺らぎやすい自分の、基本にしよう。
迷ったら夫を判断基準にしようと思ったのです。
それは、私に安定をもたらしてくれました。
だから、人は基準値が必要なんだと思います。
でも、私と夫は、考え方も、性格もとても違う、違うからこそ上手くやってこれたと、お互いに認めあっています。同じものを相手に見ようとせず、違いを楽しんだり、違いに学ぶことを面白がってきました。
だから、初めから、私の中には、同類だからいいという嗜好性は薄いです。
宿命中殺者同士は確かに親和性は高いも実感出来ますが、一方で同族嫌悪も生みます。
中殺のある人と、ない人の境界線はあると言われる方もいます。
わかりあえないと。
でも、それは中殺があるもの同士でもわかりあえないものは、わかりあえないし。
中殺がない人同士だって、それは同じでしょうと思っています。
人と人はわかりあえないし、わかりあえない人同士は、カテゴライズ関係ないと私は考えています。
わかりあえないから、どう関わるか、どう働きかけるかがテーマだと思っています。
だから、人は、正しい答えが分かっていてもそれを選ばないとか、
本当の答えに辿りくつまでに、紆余曲折のプロセスを必要とするし、
中殺のある人は特にそうだろうなと思えるので、私達の身近に生月中殺同士の結婚の現実が
簡単にないのは予測出来ていました。
でも、能力や自分を活かす術を私たちより、知っているのでは？と思える著名人でも、やはり割合として多くはなかったということは、ロジックとして示される正しさには、そんなに魅力がないのかもしれませんね。
占術として、こうすればいいですよという正しさが、果たして、クライアントや、私を含めて迷いやすい人にとって、よりよき解答なのかは、本当のところ生きてみないと、分からないことなのかもしれません。
「揺月の会」の会に参加してくださったＹ様が
『配偶者に中殺なしを選んだのは、身近な人で「スタンダードの確認」をしたいと、
無意識に思っていたのかも？が新発見でした』
というご自分の気づきについてご感想をお寄せ下さいました。
ありがとうございます。
自分なりに検証したり、考えるヒントに、私もなっていますし、皆さまとそういう機会を共有できる場に、これからもしていけたらと思っていますので、
引き続き「揺月の会」を開催していきます。
次回は6/3（土）です。
６月３日（土）２０時～２１時１０分
オンラインワークショップ ・「揺月の会」
オンラインZOOMにて
募集人数５名（参加者お１人からでも開催します）
会費１０００円 お支払いは事前に銀行振り込み・paypay・アマゾンギフト券にて
ご参加の条件 ZOOMにてお顔を出して参加できる方・ご自身が生月中殺の方
お申込み➡お問い合わせ